自然が残る北海道神宮で開拓の歴史を感じる

札幌は、広大な平野に広がる町という印象をお持ちの方が多いと思いますが、およそ半分が山である、ということをご存知でしょうか。札幌市の南と西の半分ほどを占める南区。その南区はほとんどが山です。1,000m級の山々が連なり、最高峰は余市岳の1,488m。山々の東の平地に札幌の市街地が広がっているのですが、山が平地につながるあたりに小さな山がいくつかあります。代表的なのが藻岩山(531m)と円山(225m)。北海道神宮は、この円山の北麓に鎮座しています。

北海道神宮で自然と歴史を感じる

北海道神宮と自然

北海道神宮のある円山。大都市の市街地にある山にもかかわらず、山のほとんどが円山原始林として国の特別天然記念物に指定され、豊かな自然が残されているのです。

円山は標高が低いので、札幌市内の幼稚園、小学校の遠足にも利用されています。バード・ウォッチングも盛んで、日本野鳥の会が定例探鳥会を開催しています。

また、北海道神宮に隣接する一帯は円山公園として整備され、古くから札幌市民の憩いの場として親しまれてきました。北海道有数の桜の名所でもあります。

北海道神宮と開拓の歴史

明治維新のあった19世紀は、ヨーロッパ列強が盛んに植民地を広げていた時代。ロシアはカムチャッカ半島から千島へと南下を進めて北海道に迫り、その他外国船も北海道近海に現れるようになります。

明治政府は、ロシアの進出から蝦夷地を守るため、藩がなくなって失業した士族を救済するため、そして富国強兵を進めるための資源開発などを目的として蝦夷地の開発を急ぎます。

1869(明治2)年に蝦夷地は「北海道」と名を改められ、同年開拓使が置かれます。同じく同年、「開拓民たちの心のよりどころに」と、明治天皇が詔を出して「北海道鎮座神祭」を執り行いました。

この鎮座祭で、北海道開拓の守護神として、大国魂神(おおくにたまのかみ)・大那牟遅神(おおなむちのかみ)・少彦名神(すくなひこなのかみ)の三柱の神々を開拓三神として祀ることになったのが北海道神宮の始まりです。

三柱の御霊代は、鎮座祭が行われた東京から函館へ、そして札幌へと運ばれましたが、函館から札幌へは、馬がまともに通れる道すらない陸路を人に背負われて運ばれたそうです。

その後、円山が鎮座地と決まり、1871(明治4)年、遷座祭が執り行われ、同年「札幌神社」と名づけられたのです。翌1872年(明治5年)に6月15日を例祭とする勅旨が発せられ、以後6月15日は北海道神宮の例祭が行われ、あわせて札幌まつりの日となりました。

訪れたい季節

北海道神宮を訪れるのにオススメの時期は次の三つ。

一押しは北海道神宮例祭(札幌まつり)が行われる毎年6月14日から16日です。境内で様々な神事が奉納される他、北の大都市に平安絵巻が現れ、市内を練り歩きます。

次は、花見のシーズン。札幌の花見シーズンはゴールデンウィークの頃です。春の遅い北海道では、梅も桜もいっぺんに咲きます。200本の梅、1400本の桜が訪れる人の目を楽しませてくれます。

オススメの最後は冬。厳冬期、雪で真っ白な雪の中にたたずむ社殿は凛とした美しさがあります。寒すぎて訪れる人が少ない時期もよし、参拝客でごった返す初詣の時期もまたよしです。

アクセス

札幌駅からは、地下鉄南北線に乗り、「大通」で地下鉄東西線に乗り換え、「円山公園」で下車。徒歩15分です。

「円山公園」からは少々(15分)歩くので、円山公園駅前バス停からJRバスに乗り、神宮前停留所で下車すると徒歩1分です。

タクシーだと札幌駅から約15分です。

自動車の場合は、札幌駅から約4km、約12分です。駐車場は東駐車場(70台)、西駐車場(170台)の2か所。駐車料金は、1時間無料、2時間以降は1時間当たり500円です。正月期間は無料時間がなくなるのでご注意ください。

まとめ

北海道神宮のある円山・宮の森は、札幌の高級住宅街であると同時におしゃれな店が数多くあるエリアとして知られています。

どのようなお店があるかは、グルメサイトに譲りますが、北海道神宮参拝と円山公園散策に、円山・宮の森エリアのお店でのランチかディナーを加えると大満足の一日を過ごせること請け合いです。

(画像は写真ACより)


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