札幌の重要文化財を訪ねてみよう

文化財と北海道

日本の歴史で北海道が表舞台に登場するのは幕末以降です。歴史が浅いので、奈良、京都はもとより、本州以南各地のように国宝、重要文化財が多くありません。国宝は1点のみ。重要文化財も、その多くが松前藩があった道南に多く残されています。

では、札幌はどうでしょう。文化財の指定を受けるほどのものは残されていないのでしょうか。ご心配なく。ちゃんとあるのです。国宝こそありませんが、明治以降の開拓時代を今に伝える、重要文化財、登録有形文化財が数多く残されています。

それでは、札幌に残されている重要文化財(建造物)を見ていきましょう。

北海道札幌観光情報!札幌の重要文化財を訪ねてみよう

北海道庁旧本庁舎

通称「道庁赤レンガ庁舎」。札幌というより北海道を代表する建造物です。名が示す通り、その昔、北海道庁の本庁舎として使われていました。1969年3月に重要文化財に指定。内部は無料で見学することができます。

住所:札幌市中央区北3条西6丁目
アクセス:札幌駅から徒歩約8分

旧札幌農学校演武場

「札幌時計台」と言ったほうがわかりやすいですね。北海道大学の前身、札幌農学校の演武場として、入学式や卒業式、兵式訓練などに用いられました。重要文化財に指定されたのは1970年6月です。

住所:札幌市中央区北1条西2丁目
アクセス:JR札幌駅から徒歩約10分、地下鉄「大通」駅から徒歩約5分

札幌農学校第二農場

旧札幌農学校時代の第二農場には、今なおその頃の面影が残されています。1969年に9棟の建造物が国の重要文化財に指定されました。なかでも、模範家畜房は、屋根を支える柱がない風船構造と呼ばれる様式が特徴です。

住所(北大正門):札幌市北区北8条西5丁目
アクセス(北大正門まで):JR札幌駅から徒歩約7分

豊平館

中島公園にある洋風建築です。当初はホテルでした。真っ白な外壁と鮮やかな青の縁取りが美しい建物です。1958年に市中心部から中島公園に移設され、その後2012年3月まで婚式場として使われていました。重要文化財指定は1964年です。

住所:北海道札幌市中央区中島公園1番20号
アクセス:地下鉄南北線「中島公園」下車、徒歩約5分

北海道大学農学部植物園・博物館

北大キャンパスから、JR函館本線を挟んで反対側にあります。ハルニレの巨木が立つ13.3haの園内にはうっそうとした林が残り、開拓以前の札幌の姿を彷彿とさせます。園内にある博物館本館、博物館旧事務所などが重要文化財に指定されています。

住所:北海道札幌市中央区北3条西8丁目
アクセス:札幌駅から徒歩約10分

旧開拓使工業局庁舎

開拓使工業局の庁舎として市内中心部に建てられた庁舎です。1979年に北海道開拓の村に移築され、2013年に重要文化財に指定されました。

住所:北海道札幌市厚別区厚別町小野幌50-1 北海道開拓の村内
アクセス:JR千歳線「新札幌」駅、または地下鉄東西線「新さっぽろ」駅下車、JR北海道バスで約15分

八窓庵

中島公園にある茶室です。冒頭、札幌の重要文化財は明治以降の開拓時代を今に伝えるものと書きましたが、これだけは例外です。

江戸時代前期の大名で、茶人や建築家、作庭家としても知られる小堀政一(遠州)の作といわれていますが、建築年はよくわかっていないそうです。窓が8つあることから八窓庵と呼ばれています。

元々は、近江国小室城(滋賀県長浜市)内にありましたが、その後紆余曲折を経て、大正時代に札幌に移築されました。重要文化財指定は1936年です。

住所:札幌市中央区中島公園
アクセス:地下鉄南北線「中島公園」駅下車、3番出口すぐ

まとめ

札幌の重要文化財は、明治の香りを色濃く残したものが多く残されています。開拓者精神を味わいに一巡りしてみてはいかがでしょうか。そうそう、江戸の面影を残す八窓庵もお忘れなく。

(画像は写真ACより)


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