港町小樽でガラスを楽しみ尽くす!

小樽でガラス三昧

札幌からJR函館本線に乗って「銭函」を過ぎると列車は海岸すれすれを走ります。目の前に迫る日本海を眺めていると、あっという間に小樽に着いてしまいます(乗車時間は30分ほど)。

小樽には、運河、歴史ある建物、スイーツ、ワインなど観光客のお目当てはたくさんありますが、ガラスも絶対に外せません。

お土産にも大人気の小樽のガラス。いろいろある楽しみ方を見ていきましょう。ガラス製品のお店を巡るだけではもったいないですよ。

港町小樽でガラスを楽しみ尽くす!

小樽とガラス

小樽の地には、江戸の頃からニシンやサケ漁を営む人々が集落を作っていました。明治になって札幌に開拓使が置かれると、小樽は北海道開拓の玄関港となります。

開拓移民はその多くが小樽に上陸して北海道入りし、それに伴って小樽は様々な物資や生活必需品などの集積港となって発展していきます。

石狩炭田で産出された石炭の積み出しのために、札幌と小樽手宮の間に鉄道が敷かれ(日本で3番目)、1899(明治32)年には国際貿易港に指定されます。日露戦争の後は樺太への中継港となり、さらに発展していきます。

1901(明治34)年、九州からやってきた浅原久吉なる人物が、小樽で石油ランプの製造を始めます。小樽が急速に発展を始めた頃はまだ電気などない時代。生活の灯りはもとより、船や鉄道の灯りもランプしかありません。また、漁業用の網に大量に使われる「浮き玉」も中空のガラス玉でした。

その後、浅原久吉は漁業用の浮き玉の製造も始め、会社は大いに発展したといいます。浅原久吉。現在の北一硝子の初代社長です。

戦後、北海道経済の中心が札幌に移ると、小樽は斜陽の時代に入ります。小樽のガラス産業も、電気の普及や、浮き玉がプラスチックに変わるなどして衰退していきますが、北一硝子で製造していたガラス製石油ランプが観光客に人気となり、その後多種多様なガラス製品の製造・販売するようになり現在に至っています。

定番「北一硝子」で楽しむ

小樽運河から南に徒歩15分ほどのところに北一硝子のメイン店舗「三号館」があります。建物は1891(明治24)年建造の木骨石張倉庫で、小樽市歴史的建造物に指定されています。まずは、建物を眺めて100年以上の時の流れを楽しみましょう。

中に入れば、ガラス製品好きじゃなくてもきっと虜にされます。和風、洋風、カントリー風など取りそろえられたガラス製品は実に多彩です。

また三号館には、167個ものランプの灯りが点る喫茶店「北一ホール」があります。柔らかな光にほのかに浮かび上がる空間で至福のティータイムが過ごせます。

三号館周辺には、クリスタル館、ヴェネチア館、アウトレットなどいくつもの店舗があるので、そちらも必見です。

見学して楽しむ

素敵なガラス製品がどのように作られるか興味はありませんか。ガラス器製造の工程を見学ができるところをご紹介します。

北一硝子見学硝子工房でガラス器製造の工程を見学ができるほか、珍しいところでは、東京深川から小樽に移ってきた「株式会社深川硝子工芸」でも製造工程を無料で見学することができます。少人数であれば自由に見学できます。

株式会社深川硝子工芸
住所:小樽市有幌町2番3号
アクセス:北一硝子から徒歩約5分

体験して楽しむ

作っているところを見たら、きっと自分でやってみたくなります。自分だけのグラスを作ることができるならなおさらです。吹きガラス、トンボ玉、サンドブラスト、ステンドグラス、アクセサリーなど、様々なガラス工房で硝子工芸体験ができます。詳しくは、下記小樽市のサイトをご覧ください。

ガラス製作体験(要予約)https://www.city.otaru.lg.jp/

硝子を熱して飴のように柔らかくして成型するので、夏場は少々暑いということを覚えておきましょう。

まとめ

北一硝子が中心になってしまいましたが、先に述べた深川硝子工芸や小さな工房もいろいろあるので、巡り歩くのも楽しいと思います。なお、北一硝子の製品はネット販売をしていないので、手に入れるなら現地の店舗に足を運ぶしかありません。

北一硝子
住所:北海道小樽市堺町7番26号
アクセス:JR函館本線「小樽」駅から徒歩約20分

(画像は写真ACより)


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