河童伝説の発祥の地、定山渓温泉二見吊橋の季節ごとの楽しみ方

「かっぽん」をご存じでしょうか。札幌の奥座敷といわれる定山渓(じょうざんけい)温泉のご当地キャラクターです。札幌市南区の特別住民票を有していて、本名を「定山河童小吉兵衛(じょうざんかっぱこきちべぇ)」といいます。その名の通り、河童です。住んでいるのは定山渓のかっぱ淵。なぜ定山渓のご当地キャラクターが河童かというと、定山渓には河童伝説があるからなのです。その伝説が生まれたのがかっぱ淵。そしてそのかっぱ淵を眺めるベストポイントである二見吊橋についてご紹介いたしましょう。

北海道札幌観光情報!河童伝説の発祥の地、二見吊橋の季節ごとの楽しみ方

定山渓の河童伝説

定山渓の河童伝説はそれほど古いものではありません。定山渓を流れる豊平川は、明治の終わり頃にダムができるまでは、原木を流して運べるほど流量も多く、いたるところに深い淵があり、川魚が採れました。

その頃、淵で魚採りをしていた若者が、引き込まれるように淵に沈んでしまいました。目撃していた人が助けようとしましたが、淵が深くて助けることができず、遺体も上がりませんでした。

一周忌の晩、その若者が父親の夢枕に立ち、『今はかっぱの妻をめとり子供も生まれて幸せに暮らしている』と語ったのだとか。以後、この淵で難に遭う者はなくなり、人々はこの淵をかっぱ淵と呼ぶようになったのです。

温泉街のあちこちに、北海道内外の彫刻家が制作したユーモラスなかっぱ像が設置されています。かっぱ像を巡る散策も楽しいですよ。

二見吊橋

さて、二見吊橋です。温泉街から豊平川沿いに整備されている散策路を歩いて二見公園を目指しましょう。公園に着くとかっぱ大王が迎えてくれます。

二見吊橋は豊平川にかけられた真っ赤な橋で、定山渓渓谷を眺めるベストスポットです。橋の上からは、切り立った岩肌とそれに覆い被さるような木々とかっぱ淵、そして渓流が絶妙にバランスした絶景を眺めることができます。

四季折々の楽しみ方

二見吊橋を訪れるベストシーズンは紅葉の頃です。春と秋。えっ、と思われた方、春紅葉(はるもみじ)という言葉をご存じでしょうか。

春紅葉とは、春、光合成がまだ活発ではなく、葉緑素も十分ではない時に、木の葉が持つ元々の色(赤や黄)が見えてしまう現象なのだそうです。つまり、春紅葉を見ることができるのは新緑の時期手前のわずかな期間だけ。新緑の中に、秋の紅葉とは異なる淡い色合いの紅葉が楽しめます

そして秋の紅葉。全山燃えるようなという形容がぴったり。二見吊橋の上からは、両側に迫る斜面を覆い尽くす紅葉と、豊平川の住んだ流れ。音がしそうなほどきりりと冷え込んだ空気を通して見る鮮やかな紅葉は本当に見事です。余談ですが、この絶景スポットは札幌市内なのです。

夏。猛暑日、熱帯夜とは無縁の夏を楽しみましょう。浴衣姿で温泉街を散策し、爽やかな風に吹かれて二見吊橋からの眺めを楽しみましょう。7月中頃にはジャズのイベントも開催されるので、楽しみは倍増します。

冬。雪に覆われた渓谷の眺めも素晴らしいのですが、寒さが半端ではありません。ここはひとつ露天風呂から眺めるにとどめておきましょう。外での楽しみなら、雪遊びの「雪三舞(ゆきざんまい)」、キャンドルイベント「雪灯路(ゆきとうろ)」などが毎年開催されています。

基本情報とアクセス

●住所:札幌市南区定山渓温泉西4丁目電話:011-598-2012(定山渓観光協会)
●営業時間:散策路は冬季間通行不可アクセス:札幌駅から「じょうてつバス」で約1時間、大人片道770円

まとめ

温泉の楽しみ方は、ともすれば夕方着いて湯に入って食事を楽しんで、温泉街を散策して(呑兵衛はまた飲んで)、翌日午前には帰路につく、というパターンになりがちです。

定山渓に行く時は、半日早く着く、あるいは半日帰りを遅らせるかして二見吊橋へ行ってみましょう。

(画像は写真ACより)


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